フィリピンでは曲の新旧をあまり気にしないのでいい曲はいつまでも歌い継がれていきます。みなさんよくご存知の「Umagang Kay Ganda」もそんなフィリピンポップスの名曲の一つ、1979年の曲ですが現在もトップシンガーによってその時代時代に合ったアレンジでリメイクされています。
今日ピックアップするのはそのUmagang Kay Gandaのオリジナルシンガー、レイ・アン・フエンテス(Ray An Fuentes)。
1970年代は正にフィリピンポップスの黎明期であり青春期。多くの洋楽に目覚めた若手シンガーがデビュー、Basil ValdezやJoey Albert、Chad Borjaら今ではフィリピンポップス界の重鎮として尊敬されているシンガーや海外の音楽マニアから熱狂的な支持を受け続けているシンガーを多く輩出した時期でもありました。彼らに共通するのはカレッジ時代にセミプロのボーカルグループに所属しお互いに触発し合いながらしのぎを削ってそれぞれのレベルを上げて行った点。
今でも時々再結成されてライブパフォーマンスを披露している「サーカスバンド(Circus Band)」や「ニュー・ミンストレルズ(New Minstrels)」が大学のクラブグループとして知られ、それらは後にグループとしてレコーディングをしたりメンバーがソロデビューしたりと現在のフィリピンポップスの礎を作った重要な存在となっています。
Ray An Fuentesも学生時代からNew Minstrelsのメンバーとして活躍していました。

今日はRay An FuentesがWish107.5のバススタジオで披露したラリー・グラハムのヒット曲を・・・
見た目は齢を重ねられていますが、歌は一級品。表舞台ではあまりお目にかかれませんがどこかのナイトクラブやミュージックラウンジで現役でパフォーマンスをしているものと思われます。

■The New Minstelsのアルバム紹介・・・
音楽コンテンツの市場にも不況の嵐が吹きすさぶ今日ですがその中でいい作品を丁寧に紹介し続けているPolyEast records (旧EMIレコードのフィリピン現地法人)が貴重な音源を再発しています。

リリース:PolyEast Records
フォーマット:CD
歌詞カードなし
収録曲:
01. Ikaw, Ako, Tayo’y Magkakapatid
02. I Don’t Love You Anymore
03. Smile
04. Buhay Ko’y Mayroong Ikaw
05. Anong Tamis
06. Panaginip Lamang Pala
07. Magbabalik Pa Rin Ako
08. Buhay Ko’y Mayroong (English version)
09. Nothing I Want More

10. Ikaw, Ako, Tayo’y Magkakapatid (minus one)
11. Magbabalik Pa Rin Ako (minus one)
12. Nothing I Want More (minus one)