flag02Mia music&Booksではフィリピンの国旗を取り扱っておりますが、フィリピンの国旗の由来・変遷について・取り扱い商品や製造元についてお問い合わせを頂くことがありますので簡単にご説明を・・・

まずフィリピンの国旗が現在とほぼ同じデザインになったのは1898年。それ以前のフィリピンの国旗は18世紀、旧宗主国スペインの旗をそのままフィリピンの正式な国旗とする説や、19世紀末の独立闘争時代の抵抗組織Katipunanの旗がフィリピンの最初の国旗とするものなど諸説あります。

■18世紀から19世紀末までのフィリピンの国旗の変遷

当時のスペインの国旗がそのままフィリピンの国旗とされていた時期・説があります。

1785年

1785年


1785年 - 1891年

1785年 – 1891年


1873年 - 1874年

1873年 – 1874年



スペインからの独立闘争時代の抵抗組織カティプナン(Katipunan)の旗
独立闘争が勢いづいた19世紀末にはカティプナンの旗をその時期のフィリピンの国旗とするのが有力です。
1896年~

1896年~



■19世紀末、現在のデザインとなったフィリピンの国旗
1898年以降は多少のデザインの変更はあったものの大まかには現在と同じデザインの国旗が採用されています。

現在のデザイン

現在のデザイン

現在のデザインは1897年、香港に亡命中だったエミリオ・アギナルド将軍によって考案、フィリピン国旗の母といわれているマルセラ・アゴンチーリオ(Marcela Agoncillo)さんと娘のロレンサさん、フィリピンの英雄ホセ・リサールの従姉妹デルフィーナ・ナティヴィダード(Delfina Herbosa de Natividad)さんらの共同作業による手縫いで完成しました。
その旗は翌1898年にカヴィテで行われた独立宣言の際にはじめて掲揚され、以来フィリピンのナショナルフラッグとして今日まで採用されています。
フィリピンの国旗は白・青・赤・黄の4色で構成されていて、4色それぞれに・・・
白=平等
青=平和
赤=勇気
黄=自由
の意味が込められています。
平等(白)の下地に配された自由(黄)は太陽とそこから伸びる8本の光の筋、3つの星で構成されています。
8本の光の筋は独立闘争に立ち上がったルソン島の8つの地域(州)「パンパンガ・ブラカン・リサール・カビテ・バタンガス・ラグナ・タルラック・ケソン」を表しています。また、3つの星はフィリピンの国土を形作る3つの大きな島「ルソン島・ミンダナオ島・ビサヤ諸島」を現しています。


フィリピンの軍旗 戦時には一般の旗(青が上)もひっくり返して赤を上にして掲揚されます

フィリピンの軍旗
戦時には一般の旗(青が上)もひっくり返して赤を上にして掲揚されます

興味深いことにフィリピンの国旗は平時はこのページの冒頭にも配している通り青色が上になるよう掲揚されていますが、戦時には青と赤が逆転、「勇気」を表す赤が上になります。
フィリピンの軍旗は赤を上にした形で掲揚・表示されています。



フィリピン国旗の母マルセラ・アゴンチーリオ(Marcela Agoncillo)さん

フィリピン国旗の母マルセラ・アゴンチーリオ(Marcela Agoncillo)さん



最初のフィリピンの国旗が縫われている様子

最初のフィリピンの国旗が縫われている様子



agoncillos_thimbleアゴンチーリオさんがフィリピン国旗を縫う際に使った指ぬきはマラカニアン宮殿の博物館に所蔵されています。


■現在のフィリピンの国旗製造の草分け的存在「Atlas Super Flags社」

Atlas Super Flags社ロゴ

Atlas Super Flags社ロゴ

創業者のアレハンドロ・タン(Alejandro Tan)氏は1903年、中国からフィリピンへ渡ります。マニラで工房を設立したアレハンドロ氏は主にアメリカへの輸出用の布製品を製作、1910年代後半にはアメリカとフィリピンの国旗製造の正式許可を得ます。

1921年、アレハンドロ氏の息子のパブロ氏は社名をAtlas Super Flags社と改称、Atlas Super Flangs社はフィリピンで初の国旗専門工房となりました。
Atlas Super Flags社はキアポ・チャイナタウンに程近いリサールアヴェニュー沿いに工房兼店舗を構え、現在も創業当時と変わらぬ手縫いによる国旗製造を続けています。


リサールアヴェニュー沿いにあるAtlas Super Flags社店舗兼工房

リサールアヴェニュー沿いにあるAtlas Super Flags社店舗兼工房




Luningning Tanさん2014年

Luningning Tanさん2014年

1942年から45年までの間は日本の占領により工房を一時閉鎖しますが戦争終結後まもなく再開、現在の当主ルニンニン・タン(Luningning Tan)さんは4代目となります。ルニンニンさんは今年85歳ですが今も現役で工房で製作に当たっています。


■Mia music&Booksで取り扱っているAtlas Super Flags社の国旗ラインナップ
Mia music&Booksはフィリピンで最も歴史のある老舗工房Atlas Super Flags社から直接仕入れした国旗を通常ラインナップとして4種類(それぞれコットン製・ナイロン製あり。計8タイプの商品)を取り扱いしております。
1998年に若干のデザイン(色使い)の改定が行われました。現在Mia music&Booksで取り扱いしております商品も現行デザインのものです。
フィリピン国旗 超特大サイズ(約150センチ×300センチ)
ナイロン製のみ  7,560円(本体7,000円、税560円)


flag大大フィリピン国旗 特大サイズ(約120センチ×240センチ) 
コットン製 5,400円(本体5,000円、税400円)
ナイロン製 3,780円(本体3,500円、税280円)

flag大フィリピン国旗 大サイズ(約90センチ×180センチ) 
コットン製 3,780円(本体3,500円、税280円)
ナイロン製 2,700円(本体2,500円、税200円)

flag%e4%b8%adフィリピン国旗 中サイズ(約60センチ×120センチ) 
コットン製 2,700円(本体2,500円、税200円)
ナイロン製 2,160円(本体2,000円、税160円)

flag%e5%b0%8fフィリピン国旗 小サイズ(約45センチ×75センチ) 
コットン製 2,160円(本体2,000円、税160円)
ナイロン製 1,080円(本体1,000円、税80円)

※サイズ参照のための上記商品画像はコットン製商品で撮影しています。

※素材・用途の違いにつきまして
コットン製は発色が良く、厚手の生地となりますので、屋内にディスプレイしていただくのに適しています。重量がありますので屋外掲揚にはナイロン製をお奨めいたします。
ナイロン製は軽くて丈夫な作りとなっており、撥水性もありますので屋内ディスプレイ・屋外掲揚どちらでもご使用いただけます。

※上記以外のサイズの取り扱いにつきまして
現在最もお問い合わせ・需要の多い4サイズを通常商品としてラインナップしていますが、これ以外のサイズもAtlas Super Flags社が製造しています。
机上に載せるタイプの小型のものから短辺が10フィートを越える超大型のもの(マニラのルネタパークなどで掲揚されているもの)も取り寄せが可能です(一部受注生産となっている商品もございます)。お使いになる用途などをお聞かせいただけましたら最適なサイズ・素材をご紹介いたしますのでお気軽にメールにてお問い合わせくださいませ。
なお、フィリピンの独立記念日6月12日の前約1~2ヶ月は工房の繁忙期となります。通常の取扱商品が売り切れになりました際の再入荷、お問い合わせいただきましたサイズのお取り寄せなどに日数がかかる場合がございますので予めご了承くださいませ。


Atlas Super Flags社製のアクセサリーも取り扱いしています。
政府・官公庁が使用するフィリピン国旗を一手に請け負っているAtlas Super Flags社は時に関連商品の製作も依頼されています。
2014年にフィリピンの外務省(DFA / Department of Foreign Affairs)が特注したバッジもその一つ。
外交官や要人、その関係者らが着衣の胸に付けている各国のピンバッジですが、バナナの樹の繊維やアバカ(マニラ麻)など薄手で繊細な布を用いたフィリピンの正装「バロンタガログ」や女性のドレスはピンを刺して留める従来のピンバッジでは生地を傷めるためマグネットで留めるタイプのバッジをフィリピン外務省がAtlas Super Flags社に特注品として発注しました。
Mia music&Booksでは工房を訪問した際に店内ある在庫の一部を仕入れさせていただくことになりました。
フィリピンの国旗を模った角のない楕円形のバッジで強力なマグネットで留めるタイプのもので、他では製造されていません。
日本では私共のショップでのみ取り扱いしています。
2,3センチ×1,3センチと小型のマグネットバッジの表面は滑らかなレジン加工、男性・女性ともに普段の洋服のアクセントとしても使用していただけます。
94418776フィリピン外務省特注のマグネットバッジ

94418776_o1強力なマグネットで留めるため生地を傷めません。

94418776_o2小型のアクセサリーはプレゼントとしても最適です。