■新人ボーカルグループによるKailanはオリジナルの雰囲気と現代的なポップ感覚を上手くミックスした21世紀バージョン

Smokey Mountainがデビューした1980年代後半から30年近く、インターネットにより若いアーティストもどんどん発掘されるようになってきました。今フィリピンでも大人気のオーディション番組「The Voice」から出てきた混声ボーカルグループ「Gravity(グラヴィティ)」もその一つ、オーディションにはそれぞれがソロでノミネートしていましたが、皆ソロデビューしてもおかしくない才能の持ち主、そんな5人が一つのユニットとしてリリースしたアルバムにはポップ・ロック・R&Bと異なるジャンルのボーカルが互いに作用しあってひとつの曲を作り上げる新鮮な魅力を携えたトラックが満載です。
中でも興味深いのが今回取り上げる、ティーンボーカルグループの大先輩Smokey Mountainのヒット曲Kailanのリメイク。聴き始めてすぐには「あのKailan」がイメージできないほどオリジナルの雰囲気を大きく変えてボーカル＆インストゥルメンタルグループのようなアレンジで始まるこのトラック、5人がそれぞれにメインボーカル・バックコーラスを分担し合いながら次第に「あのKailan」の雰囲気へ･･･。パンチのあるロック系ボーカルと伸びやかでソウルフルなボーカルが波のようにかわるがわる前に出てくるナイスリメイクです。

※このアルバムは現在売り切れとなっております。
ご迷惑をおかけいたしますが、次便(6月中旬)での入荷を予定しておりますので何卒ご了承くださいませ。