本日のお奨め! Eurika Villagracia / Chapter IIX(8)

■Roselle Nava, Carol Banawaに続くフィリピンOPM王道シンガーの登場!?

美しいバラードナンバーと美声がたっぷり楽しめるEurikaの最新アルバム
最近は海外発祥の大掛かりなオーディション番組のフランチャイズ版がフィリピンでも盛んに行われ、正に「彗星のごとく」登場したニューシンガーが話題となっており、先日入荷した「Philpop2015」のような新曲・新人作曲家のためのコンペティションも注目を集めています。個人的にも新しい才能・新しいアプローチの楽曲を楽しんでいるのですが、オーソドックスなOPMポップバラードが決して衰退しようとしているわけではなく、この分野からも素敵な楽曲・シンガーが次々とデビューしています。華やかなオーディションの陰に隠れる形でなかなかチャートを賑わすまでには至りませんが、ファンとしては聴き逃せない作品として本日敢えてピックアップしたのは…インディーズレーベル「Aika records」からリリースされたEurika Villagracia(ユーリカ(イウリカ)・ビリヤガルシア)の最新アルバムChapter IIX(8)です。元々はYeng ConstantinoやChariceを輩出したABS-CBN系のオーディション番組出身ですが、デビュー後はインディペンデントレーベルに籍を置き、GMAテレビ出演や独自のライブ活動をしている彼女、「ローティーンの割には」という形容をつけることが憚られる完成されたボーカルのバラードが魅力!前作(2014年12月リリースのアルバム「@14」)も良かったですが、今回のニューアルバム(Chappter IIX)は美しいバラードにアップテンポのダンスナンバーも加えてバラエティを富ませた1枚。
彼女のボーカルには、Carol Banawa, Roselle Nava,もっと遡ってDonna CruzらOPMポップシーンで輝いていた王道女性シンガーを彷彿させるものがあります。