追記あり〜今年は9本のフィリピン映画が上映されます!〜第12回大阪アジアン映画祭
(ゲスト登壇者がオフィシャルサイトから発表になりました!また全映画の解説も出揃っています。各作品に解説ページ(オフィシャル)へのリンクを追記しました)2月21日追記
ここ数年世界的に注目を集めているフィリピン映画、東京国際映画祭でも毎年注目作品が上映されていますが、アジアの映画にフォーカスを当てた大阪アジアン映画祭では今年9本のフィリピン映画が上映されます!
殆どが日本初公開の作品ばかり、中には日本で撮影された最新作品も含まれています!
9日間、計6カ所の映画館で開催されていますのでこの機会に是非映画祭に足をお運び下さい!フィリピン以外の国から出品された作品の中にも興味深い映画がたくさんあります。
また、映画祭開催に先立ち、恒例のポスター点も今月(2月)中旬から開かれます。
フィリピン映画の上映作品(順不同)とスケジュール:
■BLISS (至福) 2017年
3月5日 21:15〜 シネ・リーブル梅田4
3月9日 16:15〜 ABCホール
作品解説:
子どもの頃から女優としてひた走ってきたジェーン。30代になり、映画を製作して名声を得たいと考え、自ら出資した映画の主役を演じることに。しかし、クライマックスシーンの撮影で転落事故に遭い、昏睡状態に陥る。ある日、自宅のベッドで目覚めたジェーンは夫に軟禁されていることに気づく。ジェーンのまわりで次々と怪奇現象が起こり、夫が雇った訪問看護師からも気味の悪い嫌がらせを受け、ジェーンはノイローゼになり……。一昨年、フィリピンの英雄を描いた映画『ヘネラル・ルナ(ルナ将軍)』で記録的な大ヒットを生み出したジェロルド・ターログ監督による待望の最新作は「至福」と銘打ったサイコホラー。現実なのか悪夢なのか?生死の境をさまよい狂気するジェーンの恐怖の世界にのみ込まれる。本作ではテレビや映画、CMと幅広く活躍する美人女優、イサ・カルサドを主役に抜擢。ジェーンと同様、女優魂を見せたイサが初ヌードに挑戦したことでも話題に。恋愛映画『もしもあの時』(OAFF2014)以来、2度目の出品。
(第12回大阪アジアン映画祭オフィシャルサイトより転載)
■KITA KITA (I See You) (キタキタ) 2017年
日本ロケあり!(北海道)
3月10日 13:30〜 ABCホール
3月11日 13:00〜 シネ・リーブル梅田4
作品解説:
札幌でツアーガイドをするレアは、トラウマから一時的に視力を失ってしまった。数週間以内に治らなければ、永久に失明する恐れを抱えている。そんなレアの家の前には、たまたま同胞のフィリピン人男性のトニョが住んでいた。目の見えないレアはトニョを避けようとするが、一方のトニョはレアと親しくなろうと近づいてくる。デビュー作『アニタのラスト・チャチャ』で、OAFF2014のスペシャル・メンションを得たシーグリッド・ベルナード監督が去年の夏、北海道で撮影した最新作のラブコメディをひっさげて、3年ぶりに大阪に帰ってきた!
映画タイトルの『キタキタ』は「キタ(見る)」と「キタ(私があなたを)」の組み合わせ。 映画やTVドラマで20年以上のキャリアを積むイタリア系フィリピン人のアレサンドラ・デ・ロッシと人気コメディ俳優エンポイのダブル主演。随所で日本語のセリフに苦労したが、持ち前のバイタリティーで乗り切った。また、北海道在住の日本人俳優をレアの恋人役に起用し、より現実味のあるストーリー展開に。ロケ地となった札幌や小樽、旭岳などはフィリピン人観光客の呼び込みが期待できるかも。
(第12回大阪アジアン映画祭オフィシャルサイトより転載)
■TISAY (ティサイ) 2016年
International Movie Database
3月5日 18:35〜 梅田ブルク7 シアター3
3月9日 13:35〜 ABCホール
作品解説:
美人でセクシーなノミ屋のティサイは、将来有望なセミプロ・バスケットボールのスター選手、シモンに近づく。体を使って男を落とすのがティサイの常套手段だったが、まさかの恋に落ちてしまう。ティサイのボスは、ティサイにシモンを誘惑させ、賭博のために試合を操作するよう指示するが、二人の関係は許されない愛へと高まっていく…。昨年11月、フィリピンのシネマワン・オリジナルズ映画祭で上映されたボーギー・トーレ監督の最新作。題材はカオスな街・マニラを舞台にした国民的スポーツ、バスケットボールの賭博だ。トーレ監督が得意とする語り口調の台詞まわしで、バスケットボールに注ぐ情熱とカネの欲望の間で揺れるティサイとシモンの機微が激しくも丁寧に描かれている。主演のナタリー・ハートはタレント発掘番組のTV出演で人気に火が付き、その美貌と才能を武器にTVや映画で活躍。ボス役には、2014年のカンヌ国際映画祭に入選し、日本でも配給された『牢獄処刑人』(エリック・マッティ監督)で主演を務めたベテラン俳優のジョエル・トーレを起用した。
(第12回大阪アジアン映画祭オフィシャルサイトより転載)
■APOCALYPSE CHILD (黙示録の子)
3月5日 16:30〜 シネ・リーブル梅田4
3月10日 18:30〜 阪急うめだホール
作品解説:
母から「『地獄の黙示録』撮影中、フランシス・フォード・コッポラ監督との間にできた子」とずっと聞かされてきたフォードは、自分の出生に疑問を感じながら、サーフィンの生徒、フィオラと気ままに暮らしている。父の後を継ぐためフィアンセ、セリナを連れ故郷に戻ったリッチは、フォードと兄弟のように育った仲だが、あるわだかまりを残していた。地元の名士となる才覚を備えたリッチと、細々トレーナー業を続けるだけのフォード。シーズンオフに正反対の二人が再会したことから、それぞれの運命が交差し、封印された過去と向き合うことになるのだった。14歳で出産した母と出生の秘密を抱えた息子の物語をエネルギッシュに綴ったのは、長編3作目となるマリオ・コルネホ監督。フィリピン・バレルを舞台に美しい海やサーフシーンを盛り込み、重いテーマだが清涼感も溢れる。Qシネマ国際映画祭で主要賞に輝いた他、FAPアワードでは最優秀助演女優賞を受賞。時と共に変容する嘘や真実を登場人物の人生に投影した、ジャンルに囚われない語り口が魅力のヒューマンドラマ
(第12回大阪アジアン映画祭オフィシャルサイトより転載)
■BAKA BUKAS [MAYBE TOMORROW] (たぶん明日) 2016年
3月5日 21:15〜 梅田ブルク7 シアター3
3月11日 18:30〜 梅田ブルク7 シアター3
作品解説:
アレックスは映画作家、写真家と様々な顔を持つ20代の美人クリエイター。誰とでもデートできるアレックスだが、大親友のジェスだけは例外だった。幼い頃からジェスに抱いていた恋心を秘密にしておきたかったからだ。アレックスはレズビアンを描いた映画を企画するが、秘密にしていたジェスへの思いを本人に知られてしまい、お互いの本当の気持ちに向き合うことになる。監督は、短編ドキュメンタリー『Agos』(2011)に続き、本作で長編デビューを果たしたサマンサ・リー。レズビアンのラブストーリーを描いたリー監督は、ゲイ、トランスジェンダーたちも含めて描くことで、性的マイノリティー(LGBTQ)コミュニティの置かれている状況や、彼らの気持ちを掬い取っている。登場人物の日常そのものを、瑞々しく美しいショットでリアルに綴った本作は、世界初上映されたフィリピンのシネマワンオリジナル映画祭で見事観客賞を受賞した。
(第12回大阪アジアン映画祭オフィシャルサイトより転載)
■BIRDSHOT (バードショット) 2016年
オフィシャルフェイスブック
International Movie Database
3月6日 11:00〜 シネ・リーブル梅田4
3月10日 20:40〜 シネ・リーブル梅田3
作品解説:
フィリピンの農家に、父ディエゴと二人で暮らしている少女マヤは、父から猟銃の撃ち方を教わっているものの、上手く獲物を仕留めることができないでいる。そんなある日、立ち入り禁止区域に足を踏み入れたマヤは、そこで出会ったフィリピンワシに目を奪われ、ゆっくりと銃の引き金を引いた。その場所がフィリピンワシの保護区であること、絶滅危惧種となったフィリピンワシの狩猟が重罪であることを、マヤは知らずに。同じ頃、フィリピン警察のメンドーサとドミンゴは、農民を乗せて消えた、マニラ行きバスの行方を追っていた。やがて、二人の刑事の前に姿を現す無人のバス。その背後に巨大な陰謀の匂いを嗅ぎつけるドミンゴだったが、彼に下された新しい命令は「消えたフィリピンワシの捜索」だった……東京国際映画祭でも上映されたデビュー作『レコーダー 目撃者』(2013)で注目された、フィリピン・インディーズの若き俊英ミカイル・レッド監督の長編第2作。その高い芸術性の中に、絶妙な商業性を散りばめた作風は今回も健在。マヤを演じたメアリー・ジョイ・アポストルの抜群の存在感にも注目したい。
(第12回大阪アジアン映画祭オフィシャルサイトより転載)
■PATINTERO: THE LEGEND OF MENG THE LOSER (パティンテロ) 2016年
オフィシャルフェイスブック
International Movie Database
3月4日 18:45〜 梅田ブルク7 シアター3
3月11日 21:15〜 梅田ブルク7 シアター3
作品解説:
フィリピンの伝統的なストリートゲーム「パティンテロ」に夢中になっている10歳の少女、メン。学校や近所で「パターロ(負け犬)」呼ばわりされているメンは、町で開催されるパティンテロの大会で勝利して、汚名を返上しようと闘志を燃やす。メンは幼なじみのインテリ少女、クラスメートのいじめられっ子の少年、「正義の味方」として神出鬼没する少年を誘って、チームを組んだが……。中国の『少林サッカー』、日本の『ピンポン』にインスパイアされたというミーク・ヴェルガラ監督が贈る、少年少女の友情と成長を描いた熱血青春スポ根ドラマ。 実写にアニメを合成する斬新さを織り込みながら、演技力の高いフィリピンの子役パワー全開の作品に仕上げた。メンを支える幼なじみのニカイは『アニタのラスト・チャチャ』(OAFF2014)の脇役で好演したイサベル・レンレン・フリアル。着々と磨きがかかる彼女の演技も見どころの一つだ。ヴェルガラ監督はデビュー作にして、フィリピンのQシネマ国際映画祭(2015年)で観客賞、ジェンダー・センシティビティ賞を受賞。
(第12回大阪アジアン映画祭オフィシャルサイトより転載)
■SAVING SALLY (サリーを救出) 2016年
オフィシャルフェイスブック
International Movie Database
3月4日 14:45〜 シネ・リーブル梅田4
3月12日 21-15〜 梅田ブルク7 シアター3
作品解説:
コミック・ブック・ライターとしての成功を夢見る高校2年生のマーティにとって、世間はヴィヴィッドなカラーで彩られた、でもちょっとくすんだトーンの風景の中を、カートゥーンチャンネルに出てくるみたいなモンスターが闊歩する(あまりさえない)空間にすぎなかった。そんなマーティの日常が輝きはじめたのは、いつものように廊下のロッカー前でいじめられていた時に、美少女サリーがいきなり現れたその刹那。右手に装着したスーパー・ガジェットでいじめっ子を粉砕したサリーと、たちまち親友となったマーティだったが、彼の“友情”が“愛情”に変化するのも時間の問題で……制作期間12年。フィリピン映画界最大の祭典Metro Manila Film Festivalで話題を集めた、新感覚のボーイ・ミーツ・ガール・ストーリーが、いよいよ日本上陸! レトロ・チープな2Dアニメーションと、俳優の演じるライヴ・アクションがデジタル合成された、その「懐かしくて新しくて自由な」映像空間の中、サリー=リアン・ラモスの輝くような笑顔にハマる人増殖中。
(第12回大阪アジアン映画祭オフィシャルサイトより転載)
■SINGING IN GRAVEYARDS (墓場にて唄う) 2016年マレーシア・フィリピン合作
オフィシャルフェイスブック
International Movie Database
3月8日 13:15〜 シネ・リーブル梅田4
3月11日 10:00〜 シネ・リーブル梅田4
作品解説:
伝説のロック歌手、ジョーイのものまね歌手として生きる68歳のぺぺ。コメディバーなどで歌いながら細々と暮らすが、ある日、マネージャーからジョーイの復活コンサートの前座をするという願ってもない仕事話を持ちかけられる。ぺぺは自分がこれまでやらなかったラヴソングを書こうと挑戦するが……。マレーシア生まれでマニラを拠点にする若手監督ブラッドレイ・リューの長編デビュー作。ベネチア国際映画祭2016批評家週間を皮切りに、この半年間で世界17の映画祭で上映されている話題作だ。過去の栄光と老いていく現実の悲哀に向き合う姿を活写している。ものまね歌手と本人の二役を好演するジョーイ・”ぺぺ”・スミスは実在のフィリピンロック界のレジェンド。70年代の日本で脚光を浴びたロックグループの元ボーカルとしても知られる。マネージャー役にフィリピンの鬼才、ラヴ・ディアス監督、ぺぺの息子役に国民的ロックバンドの元ボーカル、エリー・ブエンディアを据えた大胆不敵な配役にも注目したい。ジョーイが歌うシーンはもちろんのこと、過去のお宝映像もインサートされ、フィリピン音楽ファンにとっては垂涎の一作。
(第12回大阪アジアン映画祭オフィシャルサイトより転載)
関連イベント:
◆ポスター展
「大阪アジアン映画祭の過去上映作品と今年の上映作品を合わせてポスター展示!
過去の大阪アジアン映画祭上映作品や、今回、大阪アジアン映画祭で上映する作品のポスターを、会期前より展示します。
過去の作品を懐かしく振り返っていただいたり、今年度の作品に期待を膨らませていただいたりと、大阪アジアン映画祭をよりいっそう楽しんでいただけるポスター展です。 ぜひ、お気軽にお立ち寄りください。」(第12回大阪アジアン映画祭ホームページより転載)場所:
■THE (COMMON) PLACE
2月13日(月) 16:00~20:00
2月14日(火)~17日(金)11:00~20:00
2月18日(土) 11:00〜14:00■ギャラリーメトロ心斎橋、長堀橋
2月13日(月)〜3月12日(日)■大阪市役所正面玄関ホール
2月21日(火)〜3月10日(金)(土日除く)
◆アジア映画ブックフェア
場所:
■MARUZEN & ジュンク堂書店 梅田店5階 芸術書フロア
1月28日(土)~3月31日(金)
詳細は・・・こちらで!
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