映画バルセロナを百倍楽しむ方法 – Barcelona – a love untoldの魅力を大解剖

4月20日・21日豊中で上映のフィリピン映画「バルセロナ」はフィリピンの最大手映画製作会社Star Cinemaが製作。
配役からロケ地の選定まで贅沢に予算を使った豪華版、隅々まで見所いっぱいなのでいきなり画面をみるとひょっとしたら見逃してしまう部分もあるかもしれません。

上映会開催が決定してからSNS(Facebook, Twitter)で映画のトリビアや見所を少しずつご紹介してきましたがそれらをまとめて、さらに追加しました!
登場人物にを中心に先月まとめた記事をさらにパワーアップ!
これを読んでから観れば映画「バルセロナ」を何倍も楽しむことができます!?

■映画バルセロナを百倍楽しむ方法 – 登場人物編

主役はフィリピンで最も人気のある若手トップスターの二人、ダニエル・パディーリア(Daniel Padilla)とキャスリン・ベルナルド(Kyathryn Bernardo)、日本で暮らしているフィリピンの方もこの二人はよくご存知というくらいのビッグネーム、実生活でも恋人同士という二人は日本大好き!これまでになんどもお忍びで来日していますし、今年は日本のことをフィリピンに紹介するプロモーションビデオ撮影のため広島、北海道にやってきていました!


そんな主役の二人を囲む助演陣もフィリピンの有名俳優・女優が目白押しです!

リサ・ディーニョ(Liza Dino)
主人公エリーの元カノ セリーヌの母親役で冒頭から登場します。
リサは数多くのヒット作に出演している有名女優であると共にフィリピンの政府系映画組織(FDCP / Film Development Council of the Philippines)の代表も勤めていて2018年には大阪アジアン映画祭(OAFF)のイベントで来日経験もあります!
彼女は世界中の映画祭を飛び回りフィリピン映画の宣伝大使としてプロモーション活動をしており、フィリピン国内でも映画関係者に一目置かれている存在です。

アイコ・メレンデス(Aiko Melendez)
主人公エリー(Daniel Padilla)が身を寄せている下宿先のおばさん役のアイコ・メレンデス(Aiko Melendez)は日系クォーターの女優、1980年代に清純派女優としてデビューし、現在はいい味を出すバイプレイヤーとして活躍しています。
映画バルセロナでもコミカルなシーン、グッとくるシーンどちらも存在感抜群です!

ジョシュア・ガルシア(Joshua Garcia)
主人公エリーの弟分役トニン(アイコ・メレンデスの息子)に扮したジョシュアガルシア(Joshua Garcia)は今売り出し中の若手俳優。
昨年大阪大阪アジアン映画祭で公開されたアントワネット・ハダオネ監督の「愛して星に(Love you to the stars and back)」の主役に抜擢されてブレイクする直前のまだあどけなさの残る表情がキュート!
「愛して・・・」でコンビを組んだ女優ジュリア・バレット(Julia Barretto)とはバルセロナのキャスリン・ベルナルド&ダニエル・パディーリアに次ぐ「ラブチーム」としてテレビドラマでも共演しています!

マリア・イザベル・ロペス(Maria Izabel Lopez)
エリーを捨ててスペインで優雅に暮らす実の母親役(マリア・イザベル・ロペスMaria Izabel Lopez)は1982年のミスフィリピン!
フィリピンでは出演作品の多い個性派女優として活躍しています。
Ma Rosa(カンヌ映画祭出品作)やKinatayなど昨年の東京国際映画祭(TIFF)のコンペティション部門審査委員長を務めたブリリアンテ・メンドーサ監督作品にも多く出演、
北海道ロケで一躍人気となった映画Kita Kitaを撮ったシーグリッド・ベルナルド監督の2014年の長編Lornaにも出演しています。
彼女は日本人ビジネスマンと結婚、日本にも滞在経験があります。娘のMara Lopezも女優として活躍中。

ジョーイー・マルケス(Joey Marquez)
主人公エリーの父親に扮するジョーイー・マルケスは元プロバスケットボールプレイヤー、昨年公開されたアンヌ・カーティス主演のSid & Ayaや日本でも人気の高いエリック・マッティ監督の「牢獄処刑人(On The Job)」にも出演している個性派俳優です。

キャシー・ガルシア・モリーナ(Cathy Garcia-Molina)
映画のラスト近く、映画撮影のシーンでコミカルな監督に扮しているのはフィリピンの人気監督キャシー・ガルシア・モリーナ(Cathy Garcia-Molina)。彼女はこの映画のヒロイン ミアを演じたキャスリン・ベルナルド主演の最新作も手がけています!

オリビア・M・ラマサン(Olivia M Lamasan)(写真向かって右)
監督のオリビア・M・ラマサン(Olivia M. Lamasan)は1995年にAga MuhlachとLea Salonga主演の大ヒット作Sana Maulit Muliを製作、日本も舞台となったIn The Name Of Love(2011年)も監督しています。

■映画バルセロナを百倍楽しむ方法 – ストーリー編

映画「バルセロナ」はフィリピンの若者の恋愛事情だけでなく、家族や親子、近隣との深いつながりや出稼ぎ事情も鮮やかに描き出されています。

日系フィリピン人女優アイコ・メレンデスが出稼ぎ先で面倒を見ているエリーとミアに語りかけるシーン、名前ではなく「anak(息子・娘)」と呼びかける場面が3回出てきます。
大事な場面で名前ではなく敢えて「anak(息子・娘)」がセリフとして使われている部分、家族を何よりも大切にし、一つ屋根の下に暮らすものを家族として受け入れているフィリピンらしさを感じさせるセリフ使いです。
見過ごしてしまうような一瞬の場面ですが、予備知識として観るとフィリピンの人と人との深いつながりを垣間見れるフィリピンらしい演出です。

「いい子にしていたら、ママすぐに帰るわ」
「お勉強頑張ったら、ママすぐに帰るわ」
「ちゃんと早寝したら、ママすぐに帰るわ」
「ママの言いつけは全部守ったよ、でもママは帰って来なかったじゃないか」
出稼ぎ労働者とフィリピンに残された家族の思いが交差
フィリピン国内だけでなく北米、ヨーロッパでも上映された「バルセロナ」、この映画を現地のフィリピン人労働者はどんな思いで観たのか?今日本に出稼ぎに来ている人たちももしかしたら・・・

Elly「スペイン語もできないのにどうやって英語教師なんかするんだい?
妙なプライドは捨てて生きていくためになんでもするんだ」
出稼ぎ労働者・海外移住者が異国で生きることの厳しさをミアに説くエリー

今回の上映はオリジナルの音声に英語・日本語字幕が両方表示されるダブル字幕です。
英語が堪能なフィリピン人、セリフの中にもタガログ語と英語が交互に出てきます。これは現地(フィリピン)でタグリッシュ(タガログ語+イングリッシュ)と呼ばれています。
単語だけでなく文章ごと英語になっていて、タガログ語ところころ入れ替わる・・・フィリピンならではの会話です。

■映画バルセロナを百倍楽しむ方法 – ロケ地編

フィリピンの映画なのになぜバルセロナ?と不思議に思われる方も多いでしょう。
フィリピンは国内に仕事が少なく多くの人が海外に出稼ぎに行くという事情を抱えています。各国をロケ地にフィリピン人出稼ぎ労働者をテーマにした映画が作られていてこのバルセロナもその一つ、フィリピンでも人気の高いスペインでのロケは話題になりました。
フィリピン最大手のStar cinemaが総力を結集して製作したこの映画、サグラダ・ファミリアはもちろんスペイン中の美しい風景や人気のカフェ、レストランがたっぷり登場します。

ホアキンコスタ通り
バルセロナの中心にある通りでバーやナイトクラブが点在するおしゃれなスポット

主人公エリーがアルバイトをしている「カナリアス」は王様の広場(Place Reial)にあるカフェ・レストランで旅行サイト トリップアドバイザーにもよく登場する人気のお店、バーも併設されています。

「ラ・フトゥーラ」はスペイン料理とフィリピン料理を融合させたアジアン・スパニッシュレストラン。
ここも人気の高いカフェ・レストランで特にフィリピン人旅行者や現地在住のフィリピン人にも大人気です!
中盤でエリーたちがビールを飲みながら盛り上がるシーンもここ!

カタルーニャ州はジローナにある川沿いの旧市街。美しいアパートが並ぶこの地もロケが行われています。

シッチェスはバルセロナからほど近い美しいビーチリゾート、映画の中でもアルバイトのシーンやデートのシーンなどで使われています。LGBTの街としても知られるシッチェスのビーチは日本映画「ジョジョの奇妙な冒険」の実写版のロケ地にもなっています。

世界遺産の街、南アンダルシア州のセビリアは闘牛とフラメンコが有名。
ここではご当地にちなんだストーリー仕立てでロケが行われています。

■映画バルセロナを百倍楽しむ方法 – 挿入歌編

メジャー映画らしくこの映画でテーマソングを歌っているのはフィリピンを代表するベテランシンガーのガリー・ヴァレンシアーノ(Gary Valenciano)、テーマソングとなっているのは1979年にアメリカ人シンガー ディオンヌ・ワーウィックがヒットさせた「I’ll Never Love This Way Again」です。

ガリー・ヴァレンシアーノが歌うサウンドトラックバージョン

同じ曲をもう一人、こちらもフィリピンでは5本の指に入る若手実力派シンガー ジョナ(Jona)が歌っていて彼女のバージョンは映画の最後、エンドロールのバックで流れています。

※■映画バルセロナを百倍楽しむ方法 ストーリー編とロケ地編で使用した画像は全て映画の本編からの引用です。


フィリピン映画「バルセロナ / Barcelona – a love untold」

上映場所: gallery 176 (阪急宝塚線服部天神駅下車徒歩1分 阪急梅田より11分)

日時:4月20日(土) / 4月21日(日)
時間:13:00~ / 16:30~ (1日2回上映)
料金:前売り1,500円(スペシャルプレゼント付き) / 当日1,700円 (小学生以下のお子様は無料です)

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