本日のお奨め 2015年5月13日
2015年5月13日
■JPM (日本のヒット曲のタガログ語カバー)を含むアルバム パート1~AISAKU YOKOGAWA(横川愛作)
フィリピンでは来日したミュージシャンによって現地に伝えられ、タガログ語(時には英語も)の歌詞をつけてカバーレコーディングされた日本のヒット曲「JPM」があります。
哀愁漂うメロディはフィリピン人の志向にも合うものが多かったのでしょう、ミュージシャンやダンサーとして多くのフィリピン人が来日していた1980年代には最も盛んになります。中には全曲JPMで占められたアルバムをリリースするシンガーもいたほど。2000年代に入りフィリピン人タレントの来日が制限されるにつけ、その数も少なくなってきましたが今でも歌い継がれているジャパニーズポップスもあります。
本日から数日間、それらのアルバム・シンガーをまとめて紹介していきたいと思います。
トップバッターとして取り上げるのはもちろんこの人、フィリピン生まれの日本人シンガーAISAKU YOKOGAWAさんの2012年にリリースされたアルバム「Ika Pa Rin」です。
このアルバムは全曲JPMで出来上がっており、数十年前に同じようにフィリピンで活躍した日本人シンガーTED ITO氏の全面サポートにより作られたこのアルバム、ジャジーなアレンジとタガログ語の歌詞が私たちが良く知っているヒット曲に新鮮な魅力を与えています。日本のヒット曲のタガログ語カバーのことを「JPM」という呼び名は正式な名称ではありませんが、いつの頃からか「OPM」を文字って使われるようになり、今ではファンの間で最も一般的に通用する用語ですので、私共でもあえて「JPM」と呼ばせていただいています。