ポピュラーミュージックと共にフィリピンで最も人気のある娯楽として親しまれているのが映画です。フィリピンでは映画館はいつも人でいっぱい。ハリウッド映画も字幕無しで公開されるので常に最新の作品を上映、またフィリピン国内でも次々に最新の映画が製作・公開されています。
そんなフィリピンの映画に無くてはならないのがテーマソングを含むオリジナルサウンドトラック、映画のために作られた新曲もありますが、有名なヒット曲・名曲が使われることも･･･フィリピンでは既存のヒット曲を使う場合にも必ず映画用のニューバージョンをその時々で最も人気のあるシンガーによってレコーディングしています。
今日お奨めのアルバムとしてご紹介するのはそんなフィリピンの映画音楽を網羅した2枚のアルバムです。
1枚はフィリピン最大手レコードレーベルでもあり、映画製作にも力を入れている「Viva films」が創立30周年を記念してリリースしたサウンドトラックアルバム。1981年にメガスター「Sharon Cuneta」が主演したViva films第1作目となる「P.S. I Love You」から2011年暮れに公開された最新作「No Other Woman」まで、30作品のメインテーマソングを収録した2枚組みです。
もう1枚はフィリピンの最大手テレビ局、レコードレーベル、全国紙までフィリピンのマスメディアを代表する大手企業ABS-CBNの映画製作部門(フィリピンで最も大きな映画製作会社でもあります)「Star Cinema」の20周年記念アルバム。Sharon Cunetaの懐かしいヒット曲から2014年に公開され爆発的ヒットとなった「Starting Over Again」のテーマソング(Lani Misaluchaが担当)まで、31曲を収録しています(こちらも2枚組みです)。
